「基礎年金番号」とは何? 自分の「基礎年金番号」を知るには?

2015年08月07日


2015年5月に日本年金機構で起こった「漏れた年金」問題で、盗まれた個人情報の中に「基礎年金番号」というものがありました。そもそも「基礎年金番号」とは何ですか? また、自分の「基礎年金番号」を知るにはどうしたらいいですか?



「基礎年金番号」とは、国民年金・厚生年金保険・共済組合といったすべての公的年金制度で共通して使用する「一人に一つの番号」ことで、平成9年1月現在に加入している年金手帳の番号 です。その後の方は、20歳の歳の住所地、または20歳前より働き加入している厚生年金の場合、初めて入った会社の所在地、20歳前より働いている公務員の詳細により番号が決定されます。
「基礎年金番号」は10桁になっていて、○○○○ (記号)ー○○○○○○( 番号)になっています。初めの2桁は都道府県を表し、あとの2桁は、都道府県の年金事務所を番号で表したものです。あとの6桁の番号は、その人につけられた固有の番号です。共済組合は初めの4桁の記号が課所符号になります。



また、ご自分の「基礎年金番号」は、以下のものから確認できます。
1.青色の年金手帳
2.基礎年金番号通知書
3.国民年金保険料の口座振替額通知書
4.国民年金保険料の納付書、領収書
5.年金証書
6.各種通知書等(年金額改定通知書、年金振込通知書等)

上記の書類で確認できない場合は、以下にお問い合わせください。
・会社員の方などは、お勤め先の総務関係の部署
・「ねんきん定期便・ねんきんネット等専用ダイヤル」に電話する。ただし、個人情報を保護するために、メールや電話では  教えてもらえませんが、後日、基礎年金番号が記載された書類を郵送されます。
・ お近くの年金事務所
 
「基礎年金番号」は年金請求時などに必要なものです。「年金は国の根幹」です。私たちもともに支える当事者として、年金情報を日頃より把握しておきましょう。



参照;お元気ですか8月号「年金情報室」


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