年金一元化とは? 何が変わる?

2015年11月11日


私は公務員を10年務めた後、現在会社員10年目になります。「年金一元化」が行われたといいますが、どういうことなのでしょうか? 私にとっては何が変わるのでしょうか?




公的年金制度は、国民年金制度と、被用者年金制度の2つに分かれていて、被用者年金制度は厚生年金と共済年金に分かれていましたが、平成27年10月から厚生年金と共済年金が一元化されました。
一元化以降は、
厚生年金保険は第1号厚生年金被保険者
国家公務員は第2号厚生年金被保険者
地方公務員は第3号厚生年金被保険者
私学共済は第4号厚生年金被保険者
となります。
ちなみに、
自営業者は国民年金第1号被保険者
会社員・公務員は国民年金第2号被保険者
国民年金第2号被保険者の皮膚用配偶者は国民年金第3号被保険者
といいます。


●1カ所のワンストップサービスの提出になります。
厚生年金と共済年金の両方に加入期間がある方も、原則として年金事務所(日本年金機構)、それぞれの共済組合どちらでも受付可能になります。
●年金給付額100円単位が1円単位に
●加入年齢が70歳に
●転給制度廃止
共済年金の遺族年金の転給制度が廃止されます。
●保険料納付要件の追加
共済年金になかった保険料納付要件が、厚生年金の障害年金、遺族年金における保険料納付要件に合わせられます。
●保険料上限が18.3%に
●退職改定の統一
●加入期間が合算される場合と合算されない場合があります。
●在職老齢年金の計算が変わります。

詳しくは
『お元気ですか10月号知っ得年金「年金一元化ー変更になる項目」』
『お元気ですか10月号知っ得年金「年金一元化ー変更にならない項目、一元化・ここに注目」』
をご覧下さい。
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